特徴的な症状として、発疹出現の1〜3日前に頬の内側に白い小さな斑点(コプリック斑)がみられることがある。県は、麻しんは重症化することがあり、先進国でも約1000人に1人の割合で死亡するとして注意を促している。

予防には麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種が最も有効で、2回の接種で十分な免疫を獲得できるとしている。ワクチンを2回接種している人や抗体価がある人、過去に麻しんに罹患したことがある人への感染リスクは低いことが報告されている。
このため県は、定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)で未接種の場合は、早めの予防接種を受けるよう呼びかけている。
全国的にも麻しん患者が増加傾向
麻しんの発生状況に関する沖縄県のリリースによると、県内では2020年から27日現在まで患者の報告はない。一方、全国的には去年45人、今年は既に125人の患者が報告されており(5月18日時点の速報値)、増加傾向にある。
