今月上旬、那覇市内の飲食店が提供した弁当を食べた11人が胃腸炎などを発症する食中毒が発生したことが分かった。11人はすでに回復している。

那覇市保健所は22日、ノロウイルスが原因の食中毒を発生させたとして、那覇市楚辺の飲食店に対し2日間の営業停止を命じる行政処分を行った。

那覇市保健所によると、今月11日に食中毒の患者届が提出された家族4人について調べたところ、この店の弁当を食べていたことが分かり、他に食中毒の症状があった患者についても調べた。

すると10代から50代までの計11人が、今月7日から8日にかけてこの店で提供された弁当を食べた共通点があったことが確認された。

またこの店で調理に携わる2人と患者7人の便からはノロウイルスGIIが検出されたことなどから、那覇市保健所は食中毒が発生したと断定した。

食中毒予防で心がけること

・調理や食事の前の手洗い
・下痢をしているときは調理を控える
・加熱調理は「85℃~90℃で90秒以上」、中心部まで十分に加熱
・二枚貝を扱った調理器具等は十分に洗浄、消毒