男子生徒が自ら命を絶って30日でで4年となります。コザ高校で空手部の主将を務めていた、男子生徒が顧問から理不尽な叱責を受け自ら命を絶った問題で、30日、コザ高校で初めて追悼集会が開かれました。

▼コザ高校 大嶺哲司 校長「校長は二度とコザ高校で絶対にこのような悲しいことが起こってほしくないと思っています。黙とう…」

追悼集会は4年前に亡くなった男子生徒の命日に合わせてコザ高校で初めて開かれました。

2021年1月30日に亡くなった当時高校2年生だった男子生徒は、所属していた空手部の顧問による「理不尽かつ強烈な叱責」を苦に自殺したことが調査を行った第三者委員会によって結論づけられています。

集会は問題を風化させない取り組みが必要だという生徒の意見をきっかけに開催されたもので、生徒会や希望者19人で作る検討委員会が「先生と生徒の関係」について発表を行い、最後に委員の生徒がこう付け加えました。

▼コザ高校 3年 山城萩来さん「意味ないじゃん。だってたかが19人、一部の先生が考えて発表しただけで、学校や沖縄を変えられるかなと思って。じゃあ何が必要か、それはこの委員会を踏まえて生徒や先生一人一人が考えて自分の意見を持つことだと思います」

コザ高校では遺族と相談し亡くなった男子生徒の命日を「命の尊さを考える日」と定め、今後も毎年集会を開くということです。