1月26日の「文化財防火デー」を前、に那覇市にある世界文化遺産の識名園で消防訓練が行われました。

▼識名園職員によるデモンストレーション
「火災発見!火事だ!火事だ!」

「文化財防火デー」は1949年に奈良県の法隆寺の壁画が火災によって焼けたことを受け、消防演習の実施を通して文化財を守るために定められました。

那覇市の識名園では24日、市と消防による合同訓練が実施され、中庭を火元と想定して約30人が初動訓練を行いました。

▼識名園管理部作業員 金城幸男さん
「年に何回かやって慣れていないと、いざというときに訓練の状態が出せるか、それが心配。こうして(訓練を)やることによって慣れていく」

職員らは、観覧者の避難誘導や、三角コーンを火に見立てて消火する訓練などを通して、火災から文化財を守る意識を高めました。