「成人の日」を前に12日、沖縄市の沖縄アリーナで二十歳の門出を祝う式典が開かれました。
沖縄県内のほとんどの市町村は3年前に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられて以降も、従来どおり二十歳を対象にした祝いの式典を開催しています。
このうち1490人が二十歳を迎えた沖縄市は12日午後、Bリーグ・琉球ゴールデンキングスの本拠地、沖縄アリーナで「はたちの集い」を開催しました。
市長職務代理者の平田嗣巳副市長は「自信と希望をもって自身の考える道を真っ直ぐ進んで行ってください」とエールを贈りました。
二十歳を代表して新里灯さんは「自分自身を高め周囲の人に貢献していきたい」と抱負を述べました。
参加者
「今内地の学校にいっているけど、将来は沖縄に帰ってきて貢献できるような人になりたい」
「お父さんお母さんとおばあちゃん達に産んでくれてありがとうというのと、育ててくれてありがとうということを伝えたい」
参加者は大人への門出を祝福され夢や希望を膨らませている様子でした。

名護市では、二十歳を迎えた若者たちが毎年恒例となっている光文字を灯しました。
この光文字は名護市の二十歳でつくる実行委員会が神ヶ森の山の斜面に制作しているもので、ことしで30回目となります。今年の一文字は「華」で、華やかな未来への願いが込められています。

実行委員7人と協力者13人の20人で草刈りや光の配置などを進めてきたということです。光文字は、今月31日まで点灯されています。
神々森光文字実行員会実行委員長
呉屋大登さん
「この名護市、沖縄そして世界を華やかにしていく、きれいな花を咲かせるという意味で、自分たちの今後の未来も華やかになっていけたらいいなという思いを込めて華という文字にしました」
一足早く、開催に踏み切った自治体もー
その会場は、世界遺産の今帰仁城跡です。

今帰仁村は、正月休みで帰省する若者が多くなる今月4日に「二十歳のつどい」を開催しました。
参加者を代表して、島ミラさんは「今までは、自分が助けてもらった分これからは少しでも地元に恩返ししていきたい」と決意を述べました。
参加者は、世界遺産をバックに記念撮影をするなどして家族や友人と喜びを分かち合っていました。