病院で目が覚めると世界が変わっていた

口にタッチペンを咥え、タブレットに絵を描く男性。沖縄県・宜野湾市に住む宮城恵輔さんです。事故の影響で両手に麻痺が残っています。

宮城恵輔さん:
「頭に湧いてくるものを書いたり、見たもの、いい景色だなというものを書いたり。色々様々な絵を書いています」

マスクを外し笑顔を見せる人々、そして沖縄の美しい風景など。宮城さんの描く鮮やかな色合いの絵は、見る人の心を温かくします。

宮城さんが自らの人生を変える事故を起こしたのは17年前のことでした。宮城さんの事故を伝える当時のニュース映像を見ると、壊れた柵が事故の激しさを物語っています。

「僕は記憶はないので聞いた話ですが、縁石に乗り上げてこのバイクが柵に突っ込んだ感じだと思うんですよ。で、僕は投げ飛ばされて後ろの木のあたりにドスンと落ちる感じになった」

宮城さんは2005年、北谷町で自身の21歳の誕生日を友人らに祝われ、酒を飲んだあとバイクを運転。北谷町の国道沿いで単独事故を起こしました。カーブを曲がり切れず、歩道脇の柵に突っ込んだのです。

「ここ(事故現場)に来て一番思うのは、道路を見たら分かると思うんですけど、少し緩やかな右カーブではあるけど、急カーブってわけではない。お酒を飲むことのリスクということがよく分かるなと」

事故から1週間後、病院のベッドの上で目覚めた宮城さん。しかし身体は自由に動かせなくなっていました。