沖縄県の宮古島市で交通死亡事故が多発していることから、市や警察などが非常事態を宣言し、安全運転の徹底を呼びかけました。

宮古島市では去年3月からおよそ1年半の間、交通死亡事故は発生していませんでしたが、今月18日から25日の8日間に、3件の死亡事故が立て続けに発生しています。


この様な状況を受け、宮古島市と警察、交通安全協会は27日、死亡事故多発の非常事態宣言を発表し、市民や観光客に事故防止への協力を求めました。

非常事態宣言では、ドライバーに十分な車間距離をとって運転することや、夜間のハイビーム使用などを求めていて、歩行者に対しては横断歩道の利用や認識されやすい服装の着用などを呼びかけています。

宣言の発表後、宮古島警察署の新垣健一郎署長と署員などが、かつて2年間死亡事故ゼロを達成した記念に建立された「交通安全の地蔵さん」を訪れ、管内の交通安全を祈願しました。