本島中南部で27日、高齢者3人が役場職員や銀行員を名乗る人物から140万円あまりを騙し取られる詐欺事件が発生しました。警察は犯人が同一人物とみて捜査を進めています。

警察によりますと被害に遭ったのは本島中南部に住む80代の女性3人で、合わせて140万円あまりを騙し取られました。

被害者3人は役場の職員を名乗る男から「保険料の過払いがあります。返金するので銀行口座を教えてください」などと電話を受けたあと、自宅を訪れた銀行員を名乗る男にキャッシュカードの暗証番号を聞き出されました。

男は20代とみられていて、言葉巧みにキャッシュカードを預かり被害者3人の口座から現金を引き出したということです。警察は3件が同一人物の犯行とみて捜査を進めています。

また「銀行員がキャッシュカードを預かる事は絶対にない」などとして詐欺被害に遭わないよう注意を呼びかけています。