病気の診断書を27枚偽造し、虚偽の病休を申請して不正に休暇を取得したとして、沖縄県教育委員会は15日付で、中学校教諭の男性1人を懲戒免職処分にしたと発表した。

懲戒免職となったのは、那覇市立の中学校に勤務していた55歳の男性。

県教育庁によるとこの教諭は2021年度から2023年度にかけ、偽造した病気の診断書27枚を添えて27件の病休を申請し、合わせて60日間の休暇を不正に取得した。



教諭が医師の診察を受けた事実はあるものの、どのような手口で偽造したのかなどは、模倣を防ぐために詳細は説明できないとしている。

このほか、飲酒した翌朝に自家用車を運転し、酒気帯び運転の疑いで先月検挙されていた高校教諭の男性(38)について、6か月の停職とする処分も同時に発表された。

県教育委員会の半嶺満教育長は2人の処分について、「教育に対する信頼を失墜させるものであり、県民の皆様に深くお詫び申し上げます」などとコメントを発表した。