米兵による性犯罪が相次ぐ事態を受け、県内の市民団体が9日、緊急の抗議集会を開き米軍に対し強い憤りをぶつけました。
県内では米兵による性的暴行事件が相次いで発覚し、今月4日にも海兵隊員が女性の胸を触ったとして逮捕されています。
このような状況を受け、嘉手納爆音訴訟原告団と沖縄平和運動センター、中部地区労の3つの団体は9日午後嘉手納基地基地の第1ゲート付近で緊急の抗議集会を開きました。
集会に参加した市民らは、被害者への謝罪と補償や軍人・軍属の綱紀粛正の徹底、日米地位協定の抜本的改定などを求める抗議決議を採択しました。
事件の情報が県側に伝えられていなかった問題をめぐっては、林官房長官が捜査当局による事件処理が適切に終了した後外務省・防衛省を通じて沖縄県側に可能な限り情報を伝達する方針を明らかにしています。