うるま市に陸上自衛隊の新たな訓練場を整備する計画について、反対する市民ら1200人が3月20日に集会を開きました。会場は、「計画の断念」という1つの目的のもと集まった市民らの熱気に包まれていました。

「県民の政治不信は取り返しがつかなくなる」計画撤回求める市民

うるま市内外の17団体が主催した市民集会。

うるま市石川在住の男性(83)
「私の生まれた時から現代まで、身内も戦争と関係があってね、戦争とかそれにつながるものは絶対許さないということで」

うるま市石川東山在住 女性(70代)
「自衛隊の方は災害(救助)とかやってらっしゃるから、感謝はしているんです。でもこれは受け入れられない」

うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を整備する計画。相次ぐ地元の反発を受けて、防衛省は予定地の取得を断念することも含めて計画の修正を検討しています。

断念を求める会 伊波常洋共同代表
「完全に断念するまで油断せず、今のように皆さんの力を結集して、断念を求めましょう」

会場は「計画の断念」という、1つの目的のもと集まった市民らの熱気に包まれていました。

断念を求める会 伊波常洋共同代表
「今回の降って湧いたような国の横暴、私は保守として、自民党として、市議4期、県議を2期やりましたけれども、保革を超えて負けてはならんということで、故翁長雄志さんのように『うちなー、うしぇーらってーならんどー』、お願いします」

中村正人うるま市長
「市民の思いである、同地域への自衛隊訓練場の建設反対の意思をしっかりと届け、同整備計画の白紙撤回に向け、皆様とともに力を合わせて最後まで頑張って参ります」

市長や県議など多くの政治家が登壇する中、緊張した面持ちで出番を待つ高校生がいました。