去年のインターハイ、400mで優勝を果たしたコザ高校3年の平川慧が、県・春季陸上の記録会で高校最後のレースに臨みました。

今年度の締めくくりと、新たな春への第1歩。週末に開催された県春季陸上記録会には県内外から各競技、各カテゴリーのトップ選手が集まり冬場の練習の成果を競いました。

このうち、男子300mには去年の北海道インターハイで、短距離種目では沖縄初の優勝を果たした平川慧がエントリー。

インターハイ王者 平川慧選手
「高校生としては最後の沖縄でのレース。調子は悪くないのでしっかり最後にここで頑張って締めたいと思います」

東京の大学への進学を前に、沖縄での最後のレース。有終の走りを誓っていました。

大学生や、一般のスプリンターが集う中、平川は持ち前のスタートダッシュを活かし、ぐんぐんと加速していきます。

小学生から何度も走ってきた思い入れのあるトラックで、見事1着フィニッシュ。全体でも3位に入る好タイムで、高校生活集大成のレースを締めくくりました。

インターハイ王者 平川慧選手
「ここであった大会を通して大きくなれたというのもあるので、本当になんか寂しさもやっぱりある。自分自身の一番の目標のオリンピックだったり日本代表というところに近づくためには一番いい選択ができた。(大学でも)高いレベルで練習できるのが本当に楽しみです」

沖縄から世界へ。次なるステージでも、平川はさらなる飛躍を誓っています。