火災で焼失した首里城の再建に向け、うるま市の工房では正殿前に建てられる新たな「大龍柱」の制作が始まっています。
首里城のシンボルともいえる「大龍柱」。
2019年の火災で被害を受けた大龍柱をより正確に再現するため、新たに作られる「大龍柱」には3Dスキャナーが用いられるなど、最新の技術が導入されています。
2月20日、うるま市の工房では20代から60代の6人の職人が高さ4メートルにもなる与那国島産の細粒砂岩を削る作業に入りました。
新城瑶成さん(20)
「正直言って実感はまだないです。大変な仕事をしているという実感はないですね」
職人の中で最年長金城肇さん(62)
「教えながらやってますけどもう仲間ですよ。一緒にやっていくっていう気持ちでやってます」

首里城の平成の復元では同様の作業に1年を費やしましたが、最新技術の導入により今回は作業工程が1か月ほどに短縮されるということです。