去年1年間、アメリカ軍機などが嘉手納基地を離着陸した回数が、過去5年で最多となったことが分かりました。自治体に寄せられる騒音に対する苦情も増加しています。

沖縄防衛局の調査によりますと去年1年間、嘉手納基地におけるアメリカ軍などの軍用機の離着陸回数は、前の年より1万268回多い5万1127回で、過去5年で最も多くなりました。
Fー15戦闘機の退役に伴う外来機の飛来や、訓練の増加が要因だとみられています。こうしたなか、嘉手納基地の周辺自治体では騒音の苦情件数も増加しています。

沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる三連協によりますと、去年1年間の航空機騒音による苦情件数は沖縄市で439件(前年比337件増)、北谷町で204件(前年比103件増)、嘉手納町で552件(前年比25件増)となっていて、いずれも前の年を上回る数となっています。