うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の新たな訓練場を整備する計画について、石川地区の自治会長らが16日に玉城知事と面談し、計画の断念を防衛省に求めるよう要請しました。

陸上自衛隊の新たな訓練場の整備が計画されている、うるま市石川地区の自治会長連絡協議会が2月16日に玉城知事を訪れ、計画の断念を防衛省に求めるよう要請しました。

自治会長連絡協議会 與古田ゆかり会長
「計画されている場所が民家に隣接していることと、県の施設である青少年自然の家に近いということで、ぜひとも断念していただきたいと思います」

玉城知事は17日の木原防衛大臣との面談で「地元の皆様の意向を尊重してほしい」と申し入れる考えを示しました。

玉城知事
「明日の防衛大臣との面談においてはですね、皆様の懸念をしっかりと伝えて、沖縄県としても本来であればそのような訓練に供する土地であれば、住民の生活地域、ましてや教育施設があるような地域からは、はるかに離れたところでそれをつくるべきだと思います」

当初は、訓練での空包の使用は「ある」としていた防衛省が今月11日の住民説明会で、「使用しない」と内容を一転させたことについては知事は次のように言及しました。

玉城知事
「当初の説明と先日の説明会との内容が違うということも、おそらく最初の説明においては、後々はこういう風に使う予定だということを先に話してしまったがために、それではまずいのではないかというような判断があったのかもしれません」

このほか自治会長らは、石川地区全ての住民を対象にした説明会を実施するよう求めています。