真冬の寒さとなった19日の大分県内は各地で雪や冷たい雨の降る一日になりました。21日以降は警報級の大雪となる恐れもあり、気象台が注意を呼びかけています。

19日午前8時頃の竹田市久住町では車には数センチほどの雪が積もっていました。19日の県内は厚い雲に覆われ、各地で雪や冷たい雨の降る一日となりました。日中の最高気温は玖珠町で4.2度、由布市湯布院町で4.4度など、県内すべての観測地点で真冬並みの寒さとなりました。

(竹田市久住町で)「12月にしては雪がすごいですね。ここまで降るとは予想していなくてちょっとビックリしています」

一方、由布市湯布院町でも積雪が見られました。観光名所「金鱗湖」では、湖面から霧が立ち上り、一面が幻想的な雰囲気に包まれました。

(訪れた人)「由布院は何回か来ているが、雪景色は初めてなので少し嬉しい」「九州に来て雪が見られるとは思わなかった。なかなか出会えない風景にあえて逆によかった」

20日以降は冬型の気圧配置に変わり、九州北部地方の上空1500メートル付近には21日から22日にかけて平年より10度ほど低い氷点下12度以下の強い寒気が流れ込む見通しです。

このため、大分地方気象台では、21日から22日にかけて平地・山地ともに警報級の大雪の恐れがあるとして注意をよびかけています。真冬並みの寒さは週末頃まで続きそうです。