3年ぶり3回目の春高バレー出場を決めた大分県代表の大分南。最高到達点3メートル30センチを超えるメンバー4人を擁していて、大会ではベスト8以上を目指しています。

大分県予選決勝では高い攻撃力で大分工業をストレートで破りました。チームをけん引するのは攻守にわたり高い技術を見せるキャプテンの嵯峨慎人選手です。

キャプテンの嵯峨慎人

(嵯峨慎人)「自分がキャプテンになってからチームをまとめることの大変さ、試合に勝つことの難しさを知って、人一倍動いていつも試合をイメージした練習をしてきました」

強力なアタッカーがそろうチームの持ち味は「シンクロバレー」。セッターのトスに合わせて複数が同時にアタックを開始。相手に狙いを絞らせません。3年生エース・前畠怜和選手は3年間で初めての選手権に闘志を燃やしています。

3年生エース・前畠怜和

(前畠怜和)「レフトからのクロスのインナースパイクが得意です。チームが苦しい時に1点を取れるようなプレーをしていきたいと思います」

さらに2年生・水田凰雅選手や1年生・宮永晃宏選手など最高到達点3メートル30センチを超えるメンバーが4人。そこにセッターの渡辺豊志選手が的確なトスで多彩な攻撃を生み出します。

セッターの渡辺豊志

(渡辺豊志)「バックからも前からも全員で攻撃する形が理想です。経験したことない舞台なのでその日のその人の調子を見ながら自分がトスワーク出来たら良いなと思います」

2005年に別府鶴見丘を全国ベスト4に導いた柿原茂徳監督のもと、中学県選抜のころから一緒に戦ってきた仲間たち。念願の春高の舞台で躍動を誓います。

(嵯峨慎人選手)「自分たちの特徴である高さを活かしたシンクロ攻撃は全国でも通用すると思う。そのバレーをしっかり発揮して全国ベスト8につなげたいと思います」