高校軽音楽部の日本一を決める全国大会に大分県内から初めて臼杵高校のバンドが出場します。もともとは合唱活動が中心でしたが、今年度から本格的に“軽音”に転向。メンバーが大会への意気込みを語りました。

合唱→ロックバンド

臼杵高校の文化部の1つ「音楽部」。1年生から3年生まで20人の部員がバンド演奏の練習に励んでいます。2年生の7人は11月4日、高校軽音楽部の甲子園と言われる「スニーカーエイジ」の九州地区予選に初出場し、見事グランプリを獲得。県内で初めて全国大会への切符をつかみました。

臼杵高校音楽部 渡辺楓葵部長

臼杵高校音楽部 渡辺楓葵部長:
「第一に驚いたというのが一番大きくて。高校から部活で演奏を初めてそんなに大きな部でもなかったので、弱小からやっていたという意識があった」

もともとは“合唱”活動が中心でしたが、引退した3年生が去年から“軽音”活動を取り入れたことがきっかけ。そして今年度から合唱をやめて本格的にバンド活動を開始。ほとんどの部員が楽器の演奏経験がなく、初心者からのスタートでした。大会に出場し始めたのもわずか4か月前です。

ボーカルは渡辺楓葵部長の双子の兄・琉椰さんが担当。そしてギター2人、ベース、ドラム、キーボード2人の7人組で構成。全国で披露する楽曲はロックバンド「エルレガーデン」の「風の日」です。

臼杵高校音楽部ボーカル 渡辺琉椰さん:
「観客の心をいかに惹きつけるかというバンドマンが与えていく本質的なものが得点によくつながる大会だと思うので、俺らの力だけでやっていく」

コピー曲で大会に出場する場合、アレンジを加えることが審査のポイントに。そこでイントロに取り入れたのが、双子の渡辺兄弟によるオリジナルのコーラスです。