今年も残り3か月を切る中、来年に向けた手帳やカレンダー商戦が始まっています。2024年のトレンドを取材しました。

目標の達成度を書き込めるコンテンツ系が人気

大分市のトキハわさだタウンにある大分ロフト。9月から来年用の手帳のコーナーが登場し、およそ1000種類の商品が並んでいます。例年、秋から12月にかけて手帳の売り上げが伸びますが、今年の注目は自分の目標を設定してそれに向けた日々の積み重ねを書き込むタイプです。

(大分ロフト・佐藤治樹チーフ)「今年初めて大分ロフトで取り扱いを始めたんですけど、ライフログとかプライベートのような書き込みをしていけるっていうのが新しく追加になっているので、色々と書き込めるのが楽しいのかなと思います」

これまで仕事の予定を書き留めるビジネス系が主流でしたが、最近こうした「コンテンツ系」と呼ばれる手帳が増えてきているといいます。

また、19年連続で売上1位と主力商品なのが「ほぼ日手帳」。手帳の中身とカバーを組み合わせるものです。使いやすさに加え、毎年発売される新しいカバー目当てもあり根強い人気を誇っています。

(大分ロフト・佐藤治樹チーフ)「今が一番、展開のボリューム(品揃え)が大きい。12月にかけて(予定を書き込める)ビジネス手帳の売れ行きが上がり、(プライベートなことを書き込める)カジュアル手帳っていうのが少なくなってくるので、早い時期に買われるのがいいのかなと思います」

民間のマーケティング会社が1000人を対象に調査したところ、紙の手帳は使わず、PC・スマホのみと答えた人は57.5%でした。一方、紙の手帳を使用していると答えた人は42.5%で、このうち紙の手帳のみ使っている人は50.4%、PC・スマホ併用は49.6%という結果になりました。