3年前に発覚した大分県別府市上下水道局の入札を巡る汚職事件を巡り、退職金全額の返納命令を受けた元幹部職員が納付期限の2日までに返納していないことがわかりました。
別府市上下水道局の元工務課長の男性(63)は、在職中に業者から100万円の賄賂を受け取った罪で、おととし3月に有罪判決が確定しました。
別府市上下水道局は審査会の答申を踏まえて、8月31日付けで元工務課長に支給した退職金を全額返納させる命令を出していました。関係者によりますと、元工務課長は2日の納付期限までに返納しなかったということです。
OBSの取材に対し、元工務課長は「まだ対応を決めていない」と話しています。
別府市上下水道局によりますと、現時点で納付は確認されておらず、「状況に応じて適切な対応を取りたい」と話しています。