「新しいおおいた旅割」の電子クーポンが大量に不正利用された問題で、刑事告発された宿泊施設の支配人が取材に応じ「利用状況の確認が不十分だった」と話しました。

この問題は旅割を利用した旅行者に配られる「おおいた満喫クーポン」をめぐり、1100万円以上のクーポンを不正利用したとして、別府市内の宿泊施設2か所の関係者が詐欺などの疑いで刑事告発されています。

この2か所の施設は同じ支配人が運営していて、取材に対し「県と弁済について話し合っていた最中の刑事告発で驚いている。宿泊者とは基本非対面、さらに長期滞在者にはクーポンを一度にまとめて渡していたので、利用状況を確認し切れていなかった」と弁明しました。

また「クーポンが過剰に使用されたことは認めるし、弁済の意思もあるので捜査に全面協力する」と話しています。警察が不正の実態を調べています。