防衛省が陸上自衛隊湯布院駐屯地に、長距離ミサイルの運用を想定した「地対艦ミサイル連隊」の新設を予定していることがわかりました。

防衛省によりますと、陸上自衛隊湯布院駐屯地の「地対艦ミサイル連隊」は290人規模で、反撃能力を担う長距離ミサイルを搭載した12式地対艦誘導弾の運用を想定しています。

来年度当初予算の概算要求に、関連費用として39億円を盛り込み、再来年3月末までの部隊新設を予定しているということです。

また、陸上自衛隊大分分屯地では、長距離ミサイルなどを保管する大型弾薬庫を2棟建設する計画も進められていて、この計画の中止を求めている市民団体のメンバーは「観光への影響も懸念され、地元で軍拡が進む現状に危険性を感じている」と話しています。