1923年9月1日、未曽有の被害をもたらし、9万人が焼死した関東大震災。あれから100年。「防災の日」の1日は大分県内各地で訓練が行われました。

大分市では385か所で揺れを想定して身を守るシェイクアウト訓練が行われ、このうち住吉保育所では1歳から6歳の65人が椅子や机の下で頭を守り、地震がおさまるのを待ちました。また、調理室から火が出た想定でも訓練が実施され、園児らは、最後に災害時の合言葉を確認しました。

(住吉保育所・朝見直美所長)「関東大震災から100年ということもありますし、自分の身は自分で守れるような子どもを育てたいと思っております」

また、県警も防災の日に合わせ災害を想定した交通訓練を行いました。会場の運転免許センターでは22人の警察官が地震で信号が作動しなくなった状況を想定して手信号を行い、合図の方法や車内からの見え方などを確認しました。災害時はドライバーが慌てることも多くより大きくはっきりと合図を送るように心がけていました。

(県警交通規制課・藍京誠治次席)「適切な手信号を行うための訓練となりました。インターネットでも手信号の動画や知識が掲載されているので、ドライバーにはこのような機会に確認していただくことが大切だと思う」

いつ起きるかわからない災害。私たちの生命や財産を守るためには日頃からの備えが大切です。