中学女子バレーで、大分県代表として春の九州大会への切符をつかんだ大分市の稙田南中学校。将来のホープと期待される左のエース率いるチームを取材しました。

1、2年生11人が所属する稙田南中学校女子バレーボール部。夏の大分県大会の優勝を勝ち取ったほか、2月に行われた県予選でも優勝し、九州大会の出場権をつかみました。圧倒的な強さを誇るチームを取材しました。

(柏木美虹キャプテン)「1個1個の練習を丁寧にしてみんなレシーブも段々と上がってきていて繋ぎが良くなっているチームだと思う」

練習は週に6日。パスやブロック、サーブ、カットなど基礎的なトレーニングにも手を抜きません。また指導者自らがボールを打たないとチームは上達しないという信念のもと73歳の雨川外部コーチが選手の中に入ってレベルアップを図ります。

エースアタッカーは身長180センチの忠願寺莉桜選手。サウスポーで攻守共にこなせる万能さを兼ね備えています。2月にはイタリア遠征の全国中学生代表に抜擢、海外選手とプレーし、技を磨きました。

(忠願寺莉桜選手)「外国人と練習して高さのあるブロックもあったし、どんどんチャレンジすることでやったことのないポジションもこなせるようになった」

また笑顔で練習に取り組む朝久野咲菜選手は裏エース。身長164センチながら力強いアタックでチームを牽引します。

(朝久野咲菜選手)「エースの対角なのでブロックもマークされると思う。だからそのブロックを利用してブロックアウトとか取りたいと思う」

チームには将来のレシーバーとして期待される1年生の大橋乃々選手など、ほかのメンバーの実力も引けを取りません。

強さの秘密は仲の良さ。唐揚げや饅頭を頬張りチーム全員が和気あいあいと過ごす休憩時間も強さに繋がっています。

(柏木美虹キャプテン)「1、2年の仲がとても良くてすぐに協力できるチーム全国に行って上位に入れるように頑張ります」

どこからでも得点を奪う強さがチームの武器。3月25日からの九州大会で優勝を狙います。