臼杵市の旧県立野津高校の跡地活用事業をめぐって、複合施設を運営していた市内の農業法人が経営破たんについて、7日、中野市長が市議会に報告しました。
(中野五郎臼杵市長)「3月3日付けで弁護士から代理人受任通知が届き、経営が破たんして事業を停止。債務整理をするとのことです」
臼杵市の中野五郎市長は7日の市議会一般質問で、旧野津高校の跡地で複合施設を運営していた市内の農業法人「ネクストファーム」が経営破たんしたことを明らかにしました。
「ネクストファーム」は野津町でピーマンを生産していたほか2020年11月に廃校の跡地活用事業に公募で選定されましたが、2月事業を停止していました。
帝国データバンクによりますと「ネクストファーム」は3月3日付けで事後処理を弁護士に一任。今後債務整理をしていくとみられています。
この跡地活用事業をめぐっては市が校舎の改修などにおよそ4億円を投じていて、「ネクストファーム」に共益費や電気代などあわせて133万円の滞納金があると明らかにしています。