子どもから大人まで多くの人に愛されるラーメン。最近は大分市内を中心に「中華そば」専門店が続々とオープンしています。

(街の人)「中華そばが好きです」「とんこつラーメンよりさっぱりした印象があります」「食べた後に人と合うときは(ニンニクが少ないから)中華そばだったら食べやすいなと思います」

この1年間で大分市と別府市には中華そばを看板メニューとする専門店が新たに5店舗誕生。中華そばの提供店は20店舗以上にのぼります。

このうち去年5月、大分市中央町にオープンした「ラーメン餃子浅草あづま」。こだわりの一杯が「中華そば大判チャーシュー」(880円)です。豚骨と冠地鶏、日田産のしょうゆをベースに作っています。

(客)「おいしいです。他にはないうまみがある。ふつうのこってりラーメンだと『うっ』てなる時もあるけど中華そばは全然いける、いくらでも」「やっぱり普段はとんこつラーメンを食べているので味噌とかよりしょうゆの方が懐かしい感じがして最高です」

しょうゆのコクとさっぱりとした後味から最近は女性の来店が増えているといいます。

(ラーメン餃子浅草あづま・佐々木喜光店主「(大分は)とんこつラーメンが主流だと思いますが、しょうゆラーメンみたいに中華そばに抵抗がある人もぜひ一度食べてほしいなと思います」

そして、去年9月大分市大手町に登場した「別府冷麺専門店 冷麺 佳」。代表の中村さんは別府市の専門店「六盛」で経験を重ね、冷麺を看板メニューにオープンしましたが、最近は中華そば(並 790円)の注文が増えているといいます。

(別府冷麺専門店 冷麺 佳・中村佳久代表「(冬場は)来店客がガンと減るのでラーメンでも作ってみようかと。大分はとんこつラーメンが主流なので(違うジャンルの)中華そばを作ろうかと始めました」

こだわりは、味の決め手となる国産鶏と魚介のうまみをブレンドしたスープ。スープに合うよう特注の細麺で仕上げています。

(別府冷麺専門店 冷麺 佳・中村佳久代表)「チャーシューは味つけもしっかりして自分なりにこだわって作っているので、それも楽しんでもらえればと思います」

ラーメンなのにあっさりという点から女性を中心にファンが増えている「中華そば」。専門店も増え、注目度がますます高まりそうです。