佐賀関の大規模火災で被災した地域では、災害ごみの回収が3日から始まり、4日も住民が片づけた廃棄物を持ち込む姿が見られました。

大分市は、佐賀関の大規模火災を受けて、3日から災害ごみの持ち込みを受け付けています。集積所は、被災した住宅街から南西に1キロほど離れた「秋ノ江ふれあい広場」に設置されているほか、住宅街近くにも2か所の仮置き場が設けられています。

回収の対象は可燃物や不燃物、被災した家電を含む粗大ごみなどで、4日も住民が廃棄物を持ち込んでいました。

(利用した人)「2回ぐらいは利用させてもらった。冷蔵庫の中にあった生ごみが多い。避難前に出た一般ごみですね」

大分市は今回の大規模火災による廃棄物は1万3000トンに上ると試算し、今後さらに増える可能性もあるということです。また、被災した家屋の撤去や解体については、市が国の補助を受けて負担し、2026年1月以降に作業を開始し、11月ごろまでの完了を目指しています。