3年連続、7度目の全国大会に出場する柳ヶ浦高校女子サッカー部はこれまでべスト16が最高順位です。今大会では初のベスト8進出で新しい景色を見ると意気込むイレブンを取材しました。

柳ヶ浦高校女子サッカー部は11月行われた九州大会の準決勝で強豪・東海大福岡を破ると決勝では去年全国制覇した神村学園と接戦の末、準優勝、3年連続で冬の選手権に出場します。

(副キャプテン サイドバック・三代淑世選手)「きつい時の声かけもそうなんですけど、しっかりひとりひとりが負けないという強い気持ちでやれたと思います。全員守備でゴール前で粘り強く戦って、攻撃ではスピードのある迫力のある攻撃をしています」

チームのサッカーは固く守ってボールを保持し、縦のロングパスを起点に攻め込むスタイル。守備を束ねるセンターバックの重松日菜選手は2年生ながら的確に指示を送ります。

(センターバック・重松日菜選手)「1対1だったり、体の強さだったり、そういうところは負けないです。守備の要として全体にコーチングしながら無失点で頑張ります」

ディフェンスからの流れを受けて得点を狙うのが2人のストライカーです。2年生の松岡優空選手はキレのあるドリブルで突破してゴールをこじ開けます。キャプテンの松木葵選手は172センチの長身から振り抜く鋭いシュートを武器に常に相手ゴールを脅かします。

(キャプテン フォワード・松木葵選手)「ターゲットとなって高い位置でボールを収めて、スペースがあれば強いシュートを打つ、狭いところではコースを狙ったシュートを決められるようにしたいです」

これまで全国大会に6度出場し3回のベスト16が最高の柳ヶ浦。7回目となる今年はベスト8という新しい景色を見るため闘志を燃やしています。

(キャプテン・松木葵選手)「自分たちよりもレベルの高い相手に対して粘り強く守備しながら、決定機でしっかり決め切って勝ち切れるようにしたいです」

全日本高校女子サッカー選手権は兵庫で12月30日に開幕。柳ヶ浦は大会初日に東海第2代表の常葉大橘と対戦します。