2年ぶり3回目の花園に挑む大分東明高校ラグビー部は、大会初日に香川代表の高松北高校と対戦します。高校日本代表候補5人を擁するチームを取材しました。
部員70人が切磋琢磨する大分東明ラグビー部。2年ぶり3回目の花園に向けて攻守ともにさらにプレーの精度を高めています。11月6日の県予選決勝では地力の差を見せて勝利するも、ライバルの大分舞鶴のプレッシャーの強さにミスが出る場面が多く課題が残りました。
(浦山丈主将)「試合中の修正力がまだ足りなくて、1回のプレーが終わったときに一緒にそのプレーをした人たちとすぐに話してどうだったのかというのを共有するようにしています」
パスを素早く回してボールを動かして攻める展開ラグビーは今年も健在。高校日本代表候補に3年生5人が選ばれていてタレントが豊富です。特にキャプテンの浦山やウイングの浦川を軸にバックスの攻撃力が強みです。またフィジカルの強さとパススキルの高さが魅力のフィジー人留学生、エロニとカイサも3年間の集大成を発揮しようと気合は十分です。


(ダウナカマカマ・カイサ選手)「ストロングポイントはキャリーして前に出てトライすることです。チームワーク。チームワークが一番大事なことです。頑張りたいと思います」
勢いよく攻撃に出るバックスを支えるのがフォワード陣。代表候補のロック・石川や副キャプテンのフランカー・岩重らが攻守に体を張ります。
(副キャプテン・岩重拓海選手)「アタックでは縦に固く固く攻めていってディフェンスではずっとプレッシャーかけて守っていくのが東明のフォワードの特徴です。ラインアウトの精度が(県予選の)課題で出たのでそこをもう一回修正して花園ではセットプレーを起点としてフォワードからアタックを仕掛けていこうと思います」

初戦を突破すれば2回戦には去年の優勝校、大阪第3代表の東海大仰星が待ち構えます。今年のチームには3月と5月に2度対戦してともに敗れていて、勝利に向け全力で挑みます。
(浦山丈主将)「勢いだけじゃ絶対に勝てないので、仰星までの試合や練習で自分たちひとりひとりの意識を高く持って、最終的に仰星に勝っているイメージを全員が持ち続けて、しっかり全員で勝ちにいきたいなと思います」

全国高校ラグビーは27日に開幕し、東明は大会初日に香川代表の高松北高校と対戦します。