大分市で去年、当時19歳の男性が時速194キロで車を運転して起こした死亡事故について、大分地検が危険運転致死罪の適用の検討を始めました。
起訴状などによりますと去年2月、大分市大在の交差点で当時19歳の男性の運転する乗用車が時速およそ194キロで右折しようとしていた車に衝突。対向車を運転していた小柳憲さん(当時50歳)が死亡しました。
大分地検は今年7月に男性を過失運転致死の罪で起訴しましたが、危険運転致死罪への切り替えについて検討を始め、16日夜、警察と合同で現場で当時の状況を再現し、調べていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
事故をめぐって遺族は刑罰の重い危険運転致死罪の適用を求める署名活動を今年9月に開始し、全国から2万8406人分の署名を集め、大分地検に提出していました。