JR豊肥本線で先月、走行中に列車のドアが開閉したトラブルについて、運輸安全委員会は開閉を防ぐ保安回路が作動していなかったと発表しました。

JR豊肥本線では先月17日に大分県内の豊後荻駅と豊後竹田駅の間を走行していた普通列車で車両右後方のドアが開閉しました。

運輸安全委員会は4日、トラブルのあった車両についてスイッチを誤操作しても走行中はドアが開閉しないよう制御する回路の一部が動かなかったと発表しました。また、JR九州が保有する他の同型車26両を調査したところ8両で同様の不備が見つかりました。回路内装置でケーブルが誤った端子に接続されていたことが原因とみています。

運輸安全委員会はさらに詳しく調査を実施する方針です。