花園出場をかけた全国高校ラグビー大分県予選はいよいよ6日に決勝戦をむかえます。今年も大分舞鶴と大分東明のライバル対決となります。

去年は14対14と、史上初の両校優勝というドラマを見せた2校が今年も順当に決勝に進出。2年連続の花園出場をねらう舞鶴は今年もフォワードを主体に粘り強く守るスタイル。中でもキャプテンの田代選手は恵まれた体格と熱い闘志でチームをけん引します。

(プロップ・田代大介)「(自分の強みは)ボールキープ力と前への推進力でチームの流れを変えることです。(フォワードは)小さい分すべてにおいてスピードを意識して全員でオフェンス、全員でディフェンスというのを意識してやってきました」

バックス陣は、今年から長年トップリーグに携わった麻生コーチが加わったことで戦術理解度も高まり、パスやキックによる展開力が向上しました。

(センター・足立慎太郎)「自分たちが今まで考えもしなかったような動き方を教わったりして、少ないチャンスでもみんなで考えて取り切るというアタックを意識してる」

今シーズンの公式戦では東明に2戦2敗。舞鶴は全員で守り抜いて接戦に持ち込みチャレンジャー精神で勝機をつかみます。

(プロップ・田代大介)「フィールドに立つ15人は絶対緊張すると思うので、全員が前向きになるようなプレーをまず自分が見せれたらと思います」

(センター・足立慎太郎)「新人戦・高校総体で負けた悔しさを忘れずに戦って絶対に勝ちたいと思います」


対する大分東明は、去年からの主力が11人残り、今年はさらにテンポよくボールを回し勢いのある攻撃を見せる展開ラグビー。キャプテンの浦山をはじめフィジー人留学生のカイサとエロニなど5人が高校日本代表候補にも選ばれました。

(高校日本代表候補 センター・浦山丈)「試合になると体しっかり当てられて接点の部分で強いチームだと思います。基本的なところを徹底してやってきたので相手よりも良い内容で勝つというのを目指しています」

センターの浦山を中心にフォワード、バックスが一体となった攻撃に加え、力強いタックルを武器に堅いディフェンスにも自信を持っています。

(フランカー・岩重拓海)「舞鶴高校はフォワードでガツガツ来るチームなのでそこは自分たちフォワードが受け身にならずにどれだけアグレッシブに攻撃やディフェンスできるかだと思っています」

去年、花園へ行けなかった悔しさを胸に練習に励み、全国の強豪と競り合うほどの実力まで成長しました。

(高校日本代表候補 センター・浦山丈)「去年は同点で負けたんですけど点差よりも内容にこだわって内容の部分で圧倒していきたい」

(フランカー・岩重拓海)「去年勝ち切れなかったことが一番悔しいので今年は絶対に勝ち切って内容でも圧倒して絶対花園行けるように頑張りたいと思います」