灯油価格の高騰や電気料金の値上げが続くなか、これから本格的な冬を迎えます。節約しながら寒さをどうしのぐか、最新の暖房器具やお得な使い方を取材しました。
4日朝のJR大分駅前。行き交う人の中にはコートやマフラーを身に着ける人の姿が見られました。これから冬にかけて心配なのが寒さ対策です。
(街の人)「節約しようにも(暖房を)我慢して家の中で震える訳にはいかないので」「エアコンはまだ我慢です」「すべてが値上がりしたから覚悟している。(暖房代は)高いわ」
暖房器具を使うための電気や灯油は価格の上昇が続き、街の人も頭を悩ませていました。石油情報センターによりますと、大分県内の灯油18リットルあたりの店頭価格は10月時点で2050円と、1年前に比べ230円上昇しています。2000円を超えるのは2008年以来14年ぶりの高値です。

大分市内のホームセンターでも灯油の価格が去年の同じ時期から100円近く上昇。一方、購入する人は10月に比べて3倍に増えているといいます。
(HIヒロセ春日浦店・江頭勇斗さん)「寒くなり始めたのが10月の後半だったので急激に多くなっている。地域最安値を目指しているのでお客に還元できれば」
灯油に加え生活に身近な食料品などの値上げも相次ぐなか、お得に寒さをしのぐにはー。家電量販店を訪ねました。
(エディオン大分本店・衛藤俊さん)「こちらが省エネタイプのエディオンおすすめのダイキンのエアコンです」

このエアコンはハイパワーで素早く部屋を暖めるため通常タイプと比べ、年間の電気代を3000円以上節約できるということです。また立ち上げに時間がかかるエアコンは石油ファンヒーターを併用すれば効果的に部屋が暖まり省エネにもなるそうです。
(エディオン大分本店・衛藤俊さん)「10年前のエアコンと今のエアコンを比べると電気代が全然違うので、風邪をひかないためにもぜひおすすめしたい」
各地でこの冬、厳しい寒さとなることが予想されていて、節約しながらもしっかり暖まって乗り切りたいものです。