昨年度、大分県内の小中学校の不登校者数は2400人あまりで、データが残る1999年度以降、最も多くなりました。

大分県教育委員会は、国が実施した問題行動・不登校などの調査結果を公表しました。それによりますと昨年度、県内の小中学校の不登校者数は2412人(小学校706人、中学校1706人)で、前年度から2割増加しています。不登校の数が2000人を超えるのは県教委にデータが残る1999年度以降初めてで、過去最多となりました。

1000人当たりの不登校者数は27.6人で全国平均を上回っています。県教委は不登校の要因として新型コロナの影響をあげています。

一方、いじめの認知件数は小中学校と高校、特別支援学校あわせて1万476件で、1000人当たりの件数は88.2と全国3番目の高さです。県教委は、休校期間がなくなり登校日数が増えたことをあげた一方で、学校現場がささいなトラブルも見逃さず組織的な対応を強化した結果とみています。