大分県内に住む4人の認知症患者が当事者の立場で支援活動に取り組む「県希望大使」に就任しました。
「県希望大使」は認知症の本人が体験をもとにした情報を発信することによって、県民に理解を深めてもらおうと県が2020年から始めた取り組みです。
27日は県庁で希望大使を務める4人に委嘱状が交付されました。このうち日田市在住の下田哲也さん(57)は54歳のときに仕事のミスが続いたことがきっかけで、アルツハイマー型の認知症と診断されました。
28年間暮らしていたマレーシアから引き上げ、ふるさとの温かみに触れたときから人の役に立ちたいと考えています。
希望大使は任期2年で、自らの体験を通して、認知症患者やその家族を支援します。