高速道路の利用が増えるゴールデンウイークを前に警察などが14日、サービスエリアでタイヤの点検を実施し安全走行を呼びかけました。

この取り組みは春の全国交通安全運動に合わせて県警とJAF、NEXCO西日本が実施し、別府湾サービスエリアで高速道路交通警察隊員らがチラシを配り安全走行を呼びかけました。

県警によりますと去年、高速道路での人身や物損事故は811件発生していて、増加傾向だということです。

(県警察本部 高速道路交通警察隊・山根秀彦副隊長)「ゴールデンウイークには日ごろ高速道路を利用されない方も多く利用するので、交通事故や故障車両が非常に多くなる」

一方、JAFの職員が立ち寄った車を対象に空気圧を測定しタイヤが破裂するバースト事故やエアー圧不足の注意を呼びかけました。出発前に自分でできる点検ポイントを聞きました。

(JAF大分支部ロードサービス隊・立石静夫基地主任)「タイヤの空気圧と一緒にタイヤの横の部分スリップサインという三角のマークがある。その延長上にタイヤの溝が切られているところに少し凹凸があるが、その部分が出るとタイヤの交換時期になるので、出ている場合は運転前にタイヤの交換を勧める」

出発前に空気圧のほか、ひび割れや亀裂がないかなどのタイヤの確認がトラブルを予防できると言います。

(山根秀彦副隊長)「楽しい思い出を事故や故障で台無しにしないようにしっかりと準備をして、楽しいゴールデンウイークを過ごしてほしい」

ゴールデンウイーク中は、またインターチェンジの利用が増え高速道の本線まで渋滞が続く場合があり、警察は追突事故にも注意してほしいと呼びかけています。