21日朝、大分県日出町の畑にイノシシ3頭が出没し、作業をしていた85歳の男性が襲われ軽いけがをしました。現場を通りかかった地元の猟友会の会員がイノシシをモリで仕留め、男性を救助しました。
21日午前7時前、日出町豊岡で男性(85)が畑で作業をしていたところ、3頭のイノシシが突然現れました。

男性はこのうち1頭に襲われ腕や足をかまれて軽いけがをしました。この時、仕掛けたわなを確認するため現場を訪れていた地元猟友会の男性会員(71)が気づき、持っていたモリでイノシシを仕留めて男性を救助しました。


(速見郡猟友会・吉用悦康さん)「怖かったなあ3頭もいて。とっさにおじいさんを助けないといけないと思って。おじいさんが仰向けでイノシシが上にあがっていた」


イノシシは体長およそ120センチ、体重およそ50キロで、ほかの2頭は近くの藪に逃げて行ったということです。
(被害にあった男性)「(襲われたのは)85歳にもなって初めて。メスのイノシシは牙があっても短いので軽いけがで済んだのかな」
警察はイノシシを目撃した場合、近づかずに静かにその場から立ち去るよう呼びかけています。
