大分県護国神社で9日、春の例大祭が行われ、戦後80年の節目に平和を願う浦安の舞が披露されました。

大分市の県護国神社には戦争で亡くなったおよそ4万4000人が祀られています。

9日行われた春の例大祭には遺族や関係者およそ500人が参列し、神事で八坂宮司が祝詞を奏上した後、巫女4人が平和を祈る「浦安の舞」を捧げました。

戦後80年を迎える中、参列者は平和への願いを込めながら戦没者を追悼しました。

(参列者)「私が生きている間は何も無いで欲しいですね。大変でしたからね。80年間みんな」「後世に戦争の悲惨さを伝えたいけど、孫の代になったら難しい。もう二度と戦争はあってはならない」

県護国神社では去年12月に戦争史料館を改装していて、7月24日から戦後80年の企画展を行う予定です。