大分県別府市の魅力を3分に詰め込む。APUの学生がオリックスグループの協力を得て、ホーバークラフトの船内で流す観光PR映像の制作に挑みました。

このプロジェクトにはAPU=立命館アジア太平洋大学の学生21人が参加。このうち、2チームの案が採用され、旅行雑誌の編集者が別府を訪れる出張編と、悩みを抱えながら別府で暮らす3人が街の温かさに触れる作品が制作されました。

プロジェクトは、APUと杉乃井ホテル&リゾートなどによる産学連携協定の一環で去年8月からスタート。JTBや日本航空など4社の観光事業者も協力し、完成しました。

(アジア太平洋学部2年・原田真裕さん)「映像を見たことで少しでも笑ってもらったり、また別府に来たいなと思ってくれたらいいなと思います」

(サステナビリティ観光学部3年・石川陽宏さん)「一日二日の滞在ではわからない別府・大分の魅力を映像で見ていただければなと思います」

2本の作品は8日からYoutube上で公開。4月中には大分空港や別府市役所でも上映される予定です。

一方、映像が流れる予定のホーバークラフトは訓練中の事故が重なり、当初の予定より1年以上就航が遅れています。さらに、利用者の要望を受けて船内にトイレを設置するかどうかが新たな検討課題に浮上しています。

(大分第一ホーバードライブ・小田典史社長)「毎日51パーセント、どっちにしようかっていう状態が議論されていて、具体的な設計図とかそういうものも見合わせてはいるんですけれども、早く結論を出して就航に結び付けていきたいという思いはあります」

ホーバークラフトが運航する大分港西大分泊地と大分空港のターミナルには十分なトイレが整備されていますが、大分第一ホーバードライブは長期的な運航継続を見据え、4月中に船内トイレ設置の可否を決めたいとしています。