秋の登山シーズンを迎える中、大分県警は山岳遭難者の捜索や救助技術を高める訓練をくじゅう山系で実施しています。
21日の訓練には県警の山岳遭難救助隊と県山岳遭難対策協議会からおよそ70人が参加しました。
訓練はくじゅう山系の黒岳で、登山をしていた男性が道に迷って下山できなくなり救助を要請しているという想定で実施されました。
参加者は3グループに分かれて、無線で情報を共有しながら遭難した登山者を捜索し救助するまでの手順や関係機関の連携を確認しました。
(県山岳遭難救助隊・高橋裕二郎隊長)「紅葉シーズンになりますと、落ち葉で登山道が見えにくくなるので、地図等をしっかりチェックして登山をしていただきたい」
県内では2022年に入り、9月末までに山の遭難事故が33件発生していて、3人が亡くなっています。