狂犬病予防注射月間が4月から全国で始まり、大分市では獣医師が各会場で集合注射を行っています。

この集合注射は接種率を高めようと、大分市と県獣医師会大分支部が毎年実施しています。獣医師は7日、市内7か所を訪れ、集まった飼い犬に予防注射を打っていきました。

狂犬病は、ウイルス感染した犬などから人にも感染し、有効な治療法がないため、飼い主は犬の登録と年に1回の予防接種が法律で義務付けられています。

大分市ではおよそ2万1000匹が登録されていますが、接種率は7割程度に留まっています。

(大分市動物愛護センター 古城美晴さん)「狂犬病は一度発症するとほぼ100%助からない病気になりますので、毎年1回の狂犬病の予防注射は必ず行ってくだい」

大分市の集合注射は、4月21日まで各地域の公園や公民館など63か所で実施されます。