訓練中の大分県の防災ヘリから消火バケットがダムに落下したトラブルを国が「重大インシデント」に認定したことを受けて、運輸安全委員会の事故調査官が現地で機体などを調べました。

きのう大分県竹田市の稲葉ダム上空で散水訓練を行っていた県の防災ヘリから、200リットルの水の入った消火バケットがダム湖に落下しました。

国が事故につながりかねない「重大インシデント」に認定したことからきょう運輸安全委員会の航空事故調査官が現地に派遣されました。調査官は、ヘリの機体に取り付けられたバケットを吊り下げる金具や、落下したものと同じタイプの消火バケットの形状を調べたり、関係者から聞き取りをしたりしました。


事故調査官はダム湖に沈んだ消火バケットについて回収の必要性があるか、湖底から回収することは可能かなど、検討するとしています。