大分県内で感染性胃腸炎が流行していることから、県は2018年12月以来となる警報を出しました。

県のまとめによりますと、2月23日までの1週間、県内36の医療機関に報告された感染性胃腸炎の患者数は757人で、前の週から186人増えました。

1医療機関あたりの患者数は21.03人で、基準値の20人を超えたことから、県は2018年12月以来となる警報を出しました。

保健所別では、大分市と東部が警報レベルの20人を上回り、中でも大分市は34.73人で最も多くなっています。

感染性胃腸炎は嘔吐、下痢を主症状とし、原因はロタウイルス、ノロウイルスなどのウイルス感染が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。

県は「感染力が強いため、石けんによる丁寧な手洗いをして欲しい」と呼びかけています。