県立高校の部活動顧問を務める50代の男性教諭が、保護者会費から80万円を着服した疑いがあるとして、県教委が20日会見を開きました。

県教委によりますと男性教諭(50代)は県立高校で部活動の顧問をしていた2021年度から23年度の3年間、複数の外部指導者に支払うべき車のガソリン代を支払っていませんでした。

ガソリン代は保護者会が教諭の個人口座に入金して預けていたもので、金額は合わせて80万円にのぼります。また、教諭が提出した領収書は外部指導者が受け取ったように偽造されていたということです。

2月10日、関係者から県教委宛てに情報提供があり、教諭は県教委の聞き取りに対し「偽の領収書を作成し外部指導者にお金は渡していない」と話しているということです。

また、80万円については去年12月に保護者会に返金したとしています。教諭は20日付けで自宅待機となっています。