大分県内の最低賃金は5日から32円引き上げられ、時給854円となりました。引き上げ額は1975年以降で過去最高です。
大分労働局は今年8月に労働団体や経済団体の代表者らで組織する大分地方最低賃金審議会の答申を受けて、県内の最低賃金を協議しました。その結果、審議会の答申通り、これまでの時給822円から32円引き上げ、854円とすることを決定しました。引き上げ額は1975年以降で過去最高です。
改正された最低賃金は5日から特定5業種を除いてパートやアルバイトを含む県内のすべての労働者に適用されます。県内では2004年以降、19年連続で最低賃金が引き上げられていて、この間に引き上げられた総額は247円に上ります。