台風14号の被害を受けた大分県由布市の湯平温泉では29日、名物の赤ちょうちんの修復作業が行われました。地元の人たちが力をあわせて復興に取り組んでいます。
29日は湯平温泉観光協会の会員およそ10人が参加して台風14号で傷んだ赤ちょうちんの修復作業にあたりました。「湯平温泉」と1文字ずつ書かれた4つの大きな赤ちょうちん。おととしの7月豪雨で落ち込んだ観光の目玉になればと去年設置されました。参加者は、強風でゆがんだちょうちんや土台の部分を補修。およそ10日ぶりに温泉街のシンボルが復活しました。
(湯平温泉観光協会・新開勝理事)「観光客も『あれどうしたの』と言っていたから一刻も早く直したいと思ってどうにか元に戻りました」
また、石畳沿いには毎年恒例の灯篭も設置され、秋の観光客を受け入れる準備が進んでいます。
(湯平温泉観光協会・新開勝理事)「宿は全18軒営業していてこれからは元気な湯平に来てもらいたい」
相次ぐ災害に見舞われた湯平温泉では地元の人たちが力をあわせて難局を乗り越えようとしています。