旬を迎えた特産の「カボス」の魅力を多彩なメニューで楽しめるグルメイベントが大分県竹田市で始まっています。
県内有数のカボスの産地竹田市。今が旬のカボスを多くの人に味わってもらおうと、去年に続き開催されているのが「竹田城下町KABOSUでわっしょい」です。
参加40店舗の一つ割烹居酒屋「友修」ではいりこで出汁をとった冷たいつゆに、スライスしたかぼすを浮かべたそばを提供しています。この時期だけの期間限定メニューで地元の人からも愛される一杯です。
イベントの期間中は各店舗でかぼすを使ったパスタやかき氷など、多彩な特別メニューを用意。城下町を散策しながら味めぐりができます。
フレンチレストラン「アトリエドゥシャンピ」ではランチのコースの最後にかぼすを使ったデザートが待っています。なかでも珍しい一品が…。

(アトリエドゥシャンピ オーナーシェフ・松竹祐介さん)「リオレはフランス料理のデザート郷土料理のひとつです。リがお米、オレが牛乳という意味です。かぼすとシナモンを入れて一緒に炊いて作っています」
甘い牛乳粥のリオレは米のひと粒ひと粒の食感がアクセントになっていて濃厚な味わいです。仕上げにかぼすの皮をふりかけると爽やかな香りが広がります
(松竹祐介さん)「かぼすの香りをとばさないようにするのがテーマだと思うので、火をいれすぎたりするととんでしまいますし、酸っぱすぎず、甘すぎずおいしく食べて頂ければと思っております」
2年目となる今回は新たに4店舗が加わりイベントが定着しつつあります。
(竹田商工会議所青年部・河野なつ美さん)「竹田の飲食店でかぼすを使った料理を味わってもらい、竹田の魅力を感じてほしいです。ぜひお越しください」
「竹田城下町KABOSUでわっしょい」は10月2日まで開催されます。