来年春に別府ー大阪間で就航する最新式の大型フェリーの進水式が30日、山口の造船所で行われました。
「さんふらわあむらさき」と命名されたこの船は全長およそ200メートル、幅が28メートルあり、最大旅客定員数は716人、トラック140台と乗用車100台が運べる大型フェリーです。式典には船主の商船三井の関係者らが出席し、パラアスリートの中西麻耶さんが支綱を切ると船体がゆっくりと海に進んでいきました。
最新式のこの船は国内で初めてLNG・液化天然ガスを燃料としたエンジンを搭載。CO2の排出を20%減らし、硫黄酸化物の排出量がほぼゼロになるなど環境にも配慮されています。フェリーさんふらわあでは、すでに同型の1番船が進水していて今回の新造2番船はこれから内装工事などをして来年3月、別府ー大阪間に就航する予定です。