大分県内で29日、937人の新型コロナウイルス感染を確認。新規感染者が1000人を下回るのは35日ぶりです。

感染が確認された937人のうち、年代別では10歳未満が154人、30代が140人などと幅広い年代で陽性者が出ています。

居住地別では大分市457人、別府市82人、日出町18人、杵築市11人、国東市16人、臼杵市24人、津久見市20人、由布市28人、佐伯市42人、豊後大野市20人、竹田市14人、日田市63人、玖珠町13人、九重町8人、中津市69人、宇佐市30人、豊後高田市9人、県外13人となっています。

新たなクラスターは2件で、大分市の高齢者施設と医療機関で発生が確認されています。

29日は新規感染者が7月25日以来、35日ぶりに1000人を切り、6日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。

また、29日は70代1人と80代2人、90歳以上2人のあわせて5人の死亡が確認され、新型コロナによる県内の死者は269人となりました。

(県福祉保健部・藤内修二理事)「医療機関の意見や、先週末の専門部会で専門家の先生の意見も聞いて、全数把握を今まで通り継続する方向で最終的な決定を急いでいる」

一方、感染者の全数把握見直しについて、県は国が全国一律の措置に移行するまでの間、全数把握を継続することを決めました。医師会などから見直しに慎重な意見が相次いだためで、県は「国の方針が固まるまで医療機関と協議し、万全の準備を整えたい」としています。