長崎県佐世保市のハウステンボスは26日、今後の成長戦略の概要を発表しました。軸となるイメージテーマは『憧れ』です。

26日の会見でハウステンボスの戦略を発表した森岡 毅さん。
独自のマーケティング手法で大阪のユニバーサルスタジオジャパンを立て直したことでも知られており、去年からハウステンボスの成長戦略を策定していました。

株式会社 刀 森岡毅さん:
「お客様にとってめちゃくちゃ面白いものを、もっと高確率で成功させられる会社になるというところを目指しながら計画を練ってきました」

ハウステンボスは去年、香港を拠点とする民間投資会社PAGの傘下に入り再スタートを切っています。

森岡さんは、日本の他のテーマパークのキーワードは──
ユニバーサルスタジオジャパンでは『エキサイト』
東京ディズニーランドは『幸福(しあわせ)』であるとして、それらと競合するハウステンボスの方向性を示した新たなキーワードを発表しました。

株式会社 刀 森岡毅さん:
「ハピネスでもエキサイト面とでもないじゃ何を訴求するのか。これを訴求しようと思います。憧れアスピレーションを売ります。ハウステンボスはアスピレーションを訴求していこうと思います」

今後はこれをもとにした新たなブランドテーマ『憧れの異世界』を掲げ、春にはライドアトラクションを新設するほか、今後数百億円の投資を行い、施設の充実を図るとしています。

そして、数年後にはテーマパーク単体での入場者をコロナ前の2倍の300万人にすることを目標に、“周りを驚かせることができるテーマパーク” を目指します。